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ジジイ放談

山陰の田舎暮らしオヤジの日記です。季節と気分によって釣り、自転車などを楽しんでいます。

価値観の違い

実は昨日成田から出国、フランクフルト経由でポーランド北部の港町グダンスクに着いた。ここから4カ国渡り歩き18日に帰国する。

初夏のヨーロッパを満喫する優雅なツアー10日間







そんわけねーだろー、








仕事だよ! 仕事!



自営業者にとって海外の交通費は経費比率が大きく費用対効果に神経質にならざるを得ない。インターネット接続が条件なのでビジネスホテル選択する程度で、あとは必要最小限の費用で最大の成果(要するに開発案件の受注)を得なければならない。
まぁーメシだけは現地の人間に連れて行ってもらうことが多いのでその点ではツアーのボッタクリ料理に比べて格段にマシだとは思うが、せいぜいその程度だ。

成果に対するプレッシャーもそれなりにあるし、今回のポーランドのように旧東欧の国はそれなりに治安も心配だし英語が通じにくいケースもあったりで余計に消耗する。

そもそも海外に行くのが好きなわけじゃない。行かないで済むなら鳥取で釣りをしてるほうが何倍もましだ。友人のマイボートの船長も海外飛び廻り人間だが、やはりヨーロッパでも結構辺境の地によく行くようで、「深夜にロシアの空港からたった一人で白タクに乗るのはやはり怖い。」という。
全く同感、なんだかんだで言葉の通じにくいところは用もないのに行かないに越したことはない。

余計なリスクを背負うのだからそれが普通の感覚だと思うのだが、どうも「地球の歩き方」をバイブルとする一部の日本のバックパッカー達はそういったリスクを楽しんでいるフシがある。英語もロクに話せないのに、人の余り行かないところに行き、見物して、メシを食べ、そういったことを日本に戻って自慢する。そういった流れのようだ。
語学留学という名目で親を騙し、ロンドン辺りで何年もフラフラしている若い連中も結構目にする。

色んな経験をしたいのは分からないではないし、現地に居ればそれなりに語学も上達するだろう。だが、それでも学校や仕事を休んだり、フリーターのままでそんな経験をするのなら、日本で地道に仕事の経験を積んだほうがいいだろう。勤めをしていた時に英語が堪能だという理由で時々こういった部下の面倒を見ることがあったが、社会を一時的に飛び出してフラフラしていた連中はほぼ使えない。20-30才の社会人としての基礎を固める時期がぽっかり抜け落ちていると、幾ら言ってもビジネスの感覚が身につかない。語学が出来るといってもおしゃべりができるだけで、仕事には殆ど役に立たず、いろんな部署をたらいまわしにされ「辞めろ。」といわれるが、本人にはその理由がよく分からないらしい。

ま、かく言う自分も会社を辞めたわけだが。

数年前、アムステルダムから日本に戻ってくる機内で同席した若者の話を思い出す。バックパッカーの彼は中東のアラブの国で強盗に遭い金品を奪われた。パスポートも取られてしまったので日本大使館に駆け込んだが、大使館は規則で4万円しか貸してくれない。仕方ないので、空港で日本人から金を借りて戻ってきた、というのだ。
不運な出来事ではあるが、もともと行く必要のない危険なところへ行き想定範囲内の出来事に遭遇してしまっただけのような気もする。彼の無防備さを聞くにつれ全く同情できなくなってしまった。日本の感覚で居ると悲劇的な結果が待っている。日本人はカモなのだ。海外でちょっとおめかしした日本人に出会うと日本人である自分の目で見ても非常に浮いているのがよく分かる。

自分はというと、海外に行く前に普段着用に新しい服は絶対に買わない。いつも着ているヨレヨレの服を着ていく。人込みでは緊張を欠かさない。それでも20回目くらいの出張の際、ベルギーの駅で航空券をスラれた。それ以降更に警戒感を増している。いくら気を付けていてもこれだから海外はイヤなのだ。
そんなこともあってか、ここのところ海外でいろんな人に道を聞かれる。それも日本人じゃなくてどう見てもその国の住人にだ。現地の人間に道を聞かれる旅行者ってのも妙な話だが、ま、それくらい溶け込んでいるってことなので悪いことではないのかもしれない。

で、グダンスク。流石に北の国だ。夜10時ごろまで明るいが結構寒い。シャツにフリースだとちょっときびしい。街はきれいだし、年寄りとか普通に路地を歩いているしそんなに心配はなさそうだ。
港町だけあって魚料理もうまい。実は結構気に入ったのかも。

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